この記事の内容
2が3枚あるとします。これを「2が3枚もあって強い」と考えるのではなく、「場を3回取れる権利がある」と考えてください。この置き換えができるかどうかが、大富豪の最初の分岐点です。
なぜ枚数で数えるのか
2のペアを出せば、たしかに強い2枚出しになります。しかし場を取れる回数は3回から1回に減っています。大富豪は場を取った人だけが好きなカードを出せるゲームなので、場を取れる回数=手札を自由に処理できる回数です。強いカードは、原則としてバラして使うほうが得です。
ただし常にバラすのが正解ではありません。次の場合はまとめて出します。
3・4・5といった弱いカードは、自分が親(場を流したあとの最初の出し手)のときにしか出せません。他人が出した5に対して3は出せないからです。
つまり大富豪の上がりへの最短ルートは、「強いカードで勝つ」ことではなく「親になる回数を増やす」ことです。
| 親になる方法 | コスト | 使いどころ |
|---|---|---|
| 全員にパスさせる | 強いカード1枚 | 基本形。2やAで場を止める |
| 8切り | 8を1枚 | その場で即座に親になれる。最も効率がよい |
| スペ3返し | ♠3 | ジョーカー単騎を討ち取って場が流れる |
| 革命 | 同じ数字4枚 | 親になれるうえ、弱いカードが最強になる |
POINT
8切りを「場を取るための札」だと思っていると、使いどころを間違えます。8切りの本当の価値は「弱いカードを吐き出す権利を買えること」です。8で流したら、その直後に3や4を出す——この一連の流れを1セットとして考えましょう。
大富豪では手札は隠されていますが、パスだけは100%正確な情報です。誰かがパスした瞬間、その人について次のことが確定します。
「今場に出ている強さ以上のカードを、その枚数では持っていない」
たとえば、Kのペアに対して相手がパスしたとします。この相手はA・2のペアもジョーカー絡みのペアも持っていません。つまり以降そのラウンド中、あなたはペアで攻めればこの相手に止められません。
カードを全部覚えるのは大変ですが、「誰がどの枚数でパスしたか」を覚えるだけなら現実的です。3人分のパス情報を追うだけで勝率は目に見えて上がります。
場が流れるとリセットされる
パス情報が有効なのは、その場が流れるまでです。場が流れると全員が再び出せる状態に戻るため、情報の有効期限は短いことを意識しておきましょう。だからこそ「相手がパスした直後」に畳みかけるのが効果的です。
手札が4〜5枚になったら、出す順番を考えるフェーズに入ります。ここで重要なのは「最後の1枚を何で出すか」から逆に組み立てることです。
親になれば枚数もマークも自由なので、確実に出せます。逆に、他人のリードに合わせなければならない状態で終盤を迎えると、出せずにパスを重ねているうちに誰かに上がられます。
「2上がり禁止」「8上がり禁止」「ジョーカー上がり禁止」が入っている場合、最強の札を最後に残す作戦が使えません。該当するカードは中盤までに使い切る必要があります。とくにジョーカーは手詰まりの保険として抱えがちなので、意識して早めに切りましょう。
革命は弱いカードを多く持っている人ほど得をします。3や4が固まっていて「詰んだ」と感じたら、まず同じ数字4枚が揃わないかを確認しましょう。逆に強いカードばかりの手札のときは、誰かが革命を起こす前に上がりきる速度勝負に切り替えます。
7の価値が跳ね上がります。7渡しなら要らないカードを押しつけられ、スチールセブンなら相手の手札を1枚奪えます。どちらも上がり間近の相手を妨害する手段として使えるので、7は序盤に消化せず、終盤まで温存する価値があります。
連戦では、前回の大富豪に不利が積み重なります。大富豪を取ったラウンドの次は、守りではなく攻めきるのが正解です。都落ちがあると2位でも即・大貧民に落ちるため、中途半端な順位を狙う意味がありません。
いきなり全部を意識するのは無理なので、次の順で1つずつ身につけるのが現実的です。
1と2はCPU戦でも十分に練習できます。3は対人戦のほうが効果を実感しやすい項目です。
「場を取らないと上がれない」局面まで温存するのが基本です。ただしジョーカー上がり禁止が入っているときは最後に残せないので、残り3枚あたりで使い切ります。
自分の手札に弱いカードが多く残っているタイミングです。強いカードが多い状態で革命を起こすと、自分の手札を自分で弱くすることになります。
相手のパスがそのまま「相手に何がないか」を示すので、情報の価値が最大化されます。ペアでパスされたらペアで攻め続ける——これだけでかなり勝てます。
カードの使い方(枚数管理・親の作り方)はCPU戦で十分練習できます。読み合いは対人戦のほうが学べるので、CPUで基礎を固めてからオンライン対戦に移るのがおすすめです。ボドゲ広場の大富豪はCPU1〜3人との対戦と、最大4人のオンライン対戦の両方に対応しています。
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