この記事の内容
ゲーム基本情報
「記憶力がいい人が勝つゲーム」と思われていますが、実際に勝敗を分けているのは次の3つです。どれも練習で伸びます。
「7があった」と覚えても意味がありません。必要なのは「左上から2番目に7があった」という位置情報です。人間の記憶は場所と結びついたときに定着しやすいので、最初から盤面を地図として見る癖をつけましょう。
20枚のカードを1枚ずつ覚えるのは大変ですが、「左の列の下のほうに絵札が固まっている」のような大まかな塊で覚えるのは簡単です。まず塊で覚え、必要になったときにその範囲だけ思い出す——これが記憶の負担を劇的に下げるコツです。
具体的な覚え方
盤面を心の中で4分割します。「右上ブロックには8とKがあった」というレベルで記憶しておけば、8を引いたときに探す範囲が4分の1になります。正確な位置まで思い出せなくても、範囲がわかるだけで的中率は跳ね上がります。
覚えにくいカードは、位置と数字を無理やり結びつけたイメージにしてしまうのが有効です。「真ん中の9」なら「真ん中に9人並んでいる」のように、絵にすると記憶に残ります。数字が3〜4枚を超えて覚えられない人ほど効果があります。
神経衰弱で最も見落とされているのがここです。自分の手番は全体の何分の1しかありませんが、相手の手番でめくられるカードもすべて公開情報です。
よくある負け方
自分の手番だけ集中して、相手の手番はぼんやり見ている——これでは覚えられる情報量が半分以下になります。4人で遊ぶなら、情報の4分の3は相手の手番から来ます。相手がめくっている間こそ、いちばん集中すべき時間です。
相手がペアを揃えられずに終わった手番は、あなたにとっての贈り物です。相手が覚えていなかったということは、そのペアはまだ誰にも取られない可能性が高い。自分の手番でそこを取りにいけば確実に1ペア稼げます。
相手が手を止めて考えた場所は、その人が「何かあった気がする」と感じている場所です。相手の記憶の断片を読み取れるので、そこは早めに自分が回収しておくのが得策です。
ここが最も戦略的な部分です。1枚目の選び方には、はっきりした優先順位があります。
| 優先度 | 選ぶ場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | ペアの位置を両方とも覚えているカード | 確実に取れる。まずこれを全部回収する |
| 2位 | まだ誰もめくっていないカード | 相手に新情報を与えず、自分だけ情報を得られる |
| 3位 | 片方だけ位置を覚えているカードの相方候補 | 当たれば大きいが、外すと相手に情報を渡す |
| 最下位 | すでに何度もめくられているカード | 相手も覚えている。取られる前提で考える |
POINT
1枚目に未公開のカードを開けるのが基本戦術です。理由は2つ。①自分だけが新しい情報を得られる ②当たりだった場合、そのままペアを取れる可能性がある。逆に、すでに全員が知っているカードを1枚目に開けても、情報面での得はゼロです。
1枚目で未公開カードを開けたら、その数字の相方の位置を知っているかどうかで2枚目が決まります。知らない場合は、そこでもう1枚未公開のカードを開けるのが定石です。どうせ外れるなら、情報を最大化しましょう。
ペアを取ると続けてめくれるので、神経衰弱は終盤に一気に取り切る展開が起きます。だからこそ、覚えているペアを見つけてもすぐには取らず、複数まとめて取れる手番まで温存する——という考え方が成立します。
ただしこれはリスクもあります。温存している間に相手が偶然そこを引き当てれば丸損です。判断の目安は「相手がそのカードをめくったことがあるか」。相手が一度でもめくっているなら温存せず即回収、まだ誰もめくっていないなら温存する価値があります。
52枚は多すぎて記憶ゲームとして成立しづらいことがあります。A〜10の2組で20枚くらいにすると、テンポよく最後まで緊張感が続きます。小さい子と遊ぶときは12〜16枚から始めるのがおすすめです。
7のペアを揃えたときに、相手が取ったペアを1組奪えるというルールです。記憶力だけでなく「7がどこにあるか」という一点に価値が集中するので、逆転が起きやすくなります。純粋な記憶ゲームだと勝ち負けが固定されがちな相手と遊ぶときに向いています。
勝てます。この記事の3つの技術のうち、「相手の手番を見る」と「1枚目は未公開カードから開ける」は記憶力をまったく必要としません。この2つを徹底するだけで、無策の相手には勝ち越せます。
2〜3人がおすすめです。人数が増えるほど自分の手番が減り、覚えても取り切る前に取られてしまうため、運の要素が大きくなります。
20〜32枚がバランスの取れた枚数です。少なすぎると一瞬で終わり、多すぎると全員が覚えきれず運任せになります。
ボドゲ広場の神経衰弱はCPU対戦に対応しており、CPUの記憶力を「わすれんぼ」「ふつう」「エリート」の3段階から選べます。エリートは一度見たカードをほぼ忘れないので、この記事の技術を試す相手として最適です。1台のスマホやPCを交互に操作する2人対戦、招待URLによるオンライン対戦にも対応しています。
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