ゲーム基本情報
リバーシで最初に理解すべきなのは、石の数は勝敗に直結しないということです。むしろ序盤〜中盤に石を多く持っている側のほうが不利になります。理由は明快です。
なぜ不利になるのか
自分の石が多いということは、相手が石をはさめる場所(=打てる場所)が多いということです。逆に自分の石が少なければ、相手は打てる場所が減り、いずれ打ちたくない場所しか残らない状態に追い込まれます。リバーシは石を取り合うゲームではなく、相手の選択肢を奪い合うゲームです。
この考え方は「着手可能数(モビリティ)」と呼ばれ、リバーシ戦略の中核です。序盤は裏返す枚数を最小にする手を選ぶ——これだけで初心者同士の対局なら勝率が大きく変わります。
序盤(最初の20手くらい)は、次の優先順位で手を選びます。
「せっかく10枚返せるのに1枚しか返さないの?」と感じるはずですが、そこを我慢できるかどうかが初心者と中級者の分かれ目です。
リバーシで唯一、明確に「取れば得」と言い切れるのが四隅(角)です。
角に置かれた石は絶対に裏返りません。はさむには両側に石が必要ですが、角には外側がないからです。さらに角を起点にした辺の石も裏返されにくくなるため、角を1つ取るだけで盤の一角が丸ごと安定します。
角に直接向かっても打てません。角の隣に相手が石を置いてくれてはじめて打てるようになります。つまり角は、相手が仕方なく角の隣に打った結果として手に入るものです。だから序盤から中盤にかけては、相手の選択肢を減らして「角の隣にしか打てない」状況に追い込むことを目指します。
角の斜め隣(上図の×の位置)はリバーシで最も危険なマスです。ここに打つと、相手はその石をはさむ形で角に打てるようになります。序盤〜中盤のX打ちは、ほぼそのまま角を献上する手だと考えてください。
角の上下左右の隣も危険ですが、X打ちほどではありません。辺の状況によっては成立することもあります。ただし初心者のうちは「角の周り8マスには打たない」と単純化して覚えておくのが安全です。
よくある事故
「他に打てる場所がなくてX打ちするしかなかった」——これがリバーシの負けパターンそのものです。打てる場所がなくなった側が危険地帯に追い込まれるのがこのゲームの本質。だからこそ序盤に石を取りすぎてはいけないのです。
中盤で手を選ぶときの実用的な指標が開放度です。開放度とは「自分が裏返した石の、まわりにある空きマスの数」のこと。
開放度理論
開放度が小さい手ほど良い手です。裏返した石のまわりに空きマスが少なければ、相手がその石をはさんで打てる場所も少なくなります。逆に開放度の大きい手を打つと、相手に打てる場所をたくさんプレゼントすることになります。
厳密に数えなくても構いません。「盤の隅々に石を散らかす手より、既に石が固まっているところに寄せる手」を選ぶ——この感覚だけでも十分に効果があります。
終盤、残りの空きマスが少なくなってきたときに効く考え方です。
盤面の空きマスは、いくつかの区画に分かれています。ある区画の空きマスが偶数なら、そこに先に打ったほうが最後の1手を相手に渡すことになります。奇数なら、先に打ったほうが最後の1手を取れます。
実戦での使い方
終盤で最後の1手を打てる側が有利です。最後の1手はまとめて大量に裏返せることが多いうえ、相手に打ち返す機会がありません。空きマスが奇数の区画を見つけたら、そこに先に打って主導権を握りましょう。
いきなり全部を意識するのは無理です。次の順番で1つずつ身につけるのが現実的です。
POINT
1〜2までできれば、リバーシを知っているだけの相手にはほぼ負けなくなります。焦って全部を覚えようとせず、まず「角の周りに打たない」「序盤は取らない」の2つだけを徹底してみてください。
ルールはほぼ同じですが、「オセロ」は登録商標であり、一般名称としては「リバーシ」と呼ばれます。当サイトでもリバーシとして提供しています。
8×8の標準ルールでは、完全に最善を尽くすと引き分けになることが計算で示されています。人間同士の対局では差はほとんどなく、どちらが有利ということはありません。
負けではありません。石が1個でも盤上に残っていて打てる手があるなら続行できますし、そこから逆転することも普通にあります。むしろ石が少ない側のほうが有利なことが多いのがリバーシです。ただし石が0枚になった時点で終了(全滅)となり、その場で負けが確定します。
ボドゲ広場のリバーシはCPU対戦に対応しています。CPUの強さは「よわい」「ふつう」「つよい」の3段階で、「つよい」は角を狙い危険なマスを避けてくるので、この記事の内容を試す相手としてちょうどいいはずです。置ける場所はヒント表示されるので、初めての人でも迷いません。オンライン対戦にも対応しています。
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