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リバーシ攻略の基本
「たくさん取ると負ける」理由と角の取り方

2026.08.12 | ボドゲ広場

リバーシで勝てない人の多くは、毎回いちばん多く裏返せる手を選んでいます。実はこれが最大の敗因です。リバーシは「最後に石が多い人が勝ち」のゲームであって、「途中で石が多い人が勝ち」のゲームではありません。この記事では、初心者が中級者になるために必要な考え方の転換を、盤面図つきで解説します。

この記事の内容

  1. ルールの確認
  2. 大原則:序盤に取りすぎると負ける
  3. 角がなぜ強いのか
  4. 打ってはいけない場所——X打ちとC打ち
  5. 中盤の指針:開放度で手を選ぶ
  6. 終盤の偶数理論
  7. 練習の順番
  8. よくある質問

ルールの確認

ゲーム基本情報

プレイ人数2人(CPU対戦可)
盤面8×8=64マス
プレイ時間約5〜15分
勝敗盤が埋まった時点で石が多いほうの勝ち

大原則:序盤に取りすぎると負ける

リバーシで最初に理解すべきなのは、石の数は勝敗に直結しないということです。むしろ序盤〜中盤に石を多く持っている側のほうが不利になります。理由は明快です。

なぜ不利になるのか

自分の石が多いということは、相手が石をはさめる場所(=打てる場所)が多いということです。逆に自分の石が少なければ、相手は打てる場所が減り、いずれ打ちたくない場所しか残らない状態に追い込まれます。リバーシは石を取り合うゲームではなく、相手の選択肢を奪い合うゲームです。

この考え方は「着手可能数(モビリティ)」と呼ばれ、リバーシ戦略の中核です。序盤は裏返す枚数を最小にする手を選ぶ——これだけで初心者同士の対局なら勝率が大きく変わります。

具体的にどうするか

序盤(最初の20手くらい)は、次の優先順位で手を選びます。

  1. 裏返す枚数がいちばん少ない手
  2. 盤の中央寄り(4×4の内側)に打つ手
  3. 相手の打てる場所が減る手

「せっかく10枚返せるのに1枚しか返さないの?」と感じるはずですが、そこを我慢できるかどうかが初心者と中級者の分かれ目です。

角がなぜ強いのか

リバーシで唯一、明確に「取れば得」と言い切れるのが四隅(角)です。

◎ . . . . . . ◎ ◎ = 角(絶対に裏返らない) . × . . . . × . × = X打ち(角を渡す危険地帯) . . . . . . . . . . . ● ○ . . . . . . ○ ● . . . . . . . . . . . . × . . . . × . ◎ . . . . . . ◎

角に置かれた石は絶対に裏返りません。はさむには両側に石が必要ですが、角には外側がないからです。さらに角を起点にした辺の石も裏返されにくくなるため、角を1つ取るだけで盤の一角が丸ごと安定します。

角は「取りにいく」のではなく「相手に取らせない」

角に直接向かっても打てません。角の隣に相手が石を置いてくれてはじめて打てるようになります。つまり角は、相手が仕方なく角の隣に打った結果として手に入るものです。だから序盤から中盤にかけては、相手の選択肢を減らして「角の隣にしか打てない」状況に追い込むことを目指します。

打ってはいけない場所——X打ちとC打ち

X打ち(角の斜め隣)

角の斜め隣(上図の×の位置)はリバーシで最も危険なマスです。ここに打つと、相手はその石をはさむ形で角に打てるようになります。序盤〜中盤のX打ちは、ほぼそのまま角を献上する手だと考えてください。

C打ち(角の縦横の隣)

角の上下左右の隣も危険ですが、X打ちほどではありません。辺の状況によっては成立することもあります。ただし初心者のうちは「角の周り8マスには打たない」と単純化して覚えておくのが安全です。

よくある事故

「他に打てる場所がなくてX打ちするしかなかった」——これがリバーシの負けパターンそのものです。打てる場所がなくなった側が危険地帯に追い込まれるのがこのゲームの本質。だからこそ序盤に石を取りすぎてはいけないのです。

中盤の指針:開放度で手を選ぶ

中盤で手を選ぶときの実用的な指標が開放度です。開放度とは「自分が裏返した石の、まわりにある空きマスの数」のこと。

開放度理論

開放度が小さい手ほど良い手です。裏返した石のまわりに空きマスが少なければ、相手がその石をはさんで打てる場所も少なくなります。逆に開放度の大きい手を打つと、相手に打てる場所をたくさんプレゼントすることになります。

厳密に数えなくても構いません。「盤の隅々に石を散らかす手より、既に石が固まっているところに寄せる手」を選ぶ——この感覚だけでも十分に効果があります。

終盤の偶数理論

終盤、残りの空きマスが少なくなってきたときに効く考え方です。

盤面の空きマスは、いくつかの区画に分かれています。ある区画の空きマスが偶数なら、そこに先に打ったほうが最後の1手を相手に渡すことになります。奇数なら、先に打ったほうが最後の1手を取れます。

実戦での使い方

終盤で最後の1手を打てる側が有利です。最後の1手はまとめて大量に裏返せることが多いうえ、相手に打ち返す機会がありません。空きマスが奇数の区画を見つけたら、そこに先に打って主導権を握りましょう。

練習の順番

いきなり全部を意識するのは無理です。次の順番で1つずつ身につけるのが現実的です。

  1. 角の周り8マスに打たない——これだけで初心者卒業です。
  2. 序盤は裏返す枚数が少ない手を選ぶ——「取らない勇気」を覚えます。
  3. 相手の打てる場所を数える——選択肢を奪う感覚が身につきます。
  4. 開放度を意識する——中盤の手が安定します。
  5. 終盤の偶数・奇数を数える——最後の数手で差がつくようになります。

POINT

1〜2までできれば、リバーシを知っているだけの相手にはほぼ負けなくなります。焦って全部を覚えようとせず、まず「角の周りに打たない」「序盤は取らない」の2つだけを徹底してみてください。

よくある質問

リバーシとオセロは同じゲームですか?

ルールはほぼ同じですが、「オセロ」は登録商標であり、一般名称としては「リバーシ」と呼ばれます。当サイトでもリバーシとして提供しています。

先手(黒)と後手(白)はどちらが有利ですか?

8×8の標準ルールでは、完全に最善を尽くすと引き分けになることが計算で示されています。人間同士の対局では差はほとんどなく、どちらが有利ということはありません。

途中で石が1個になっても負けではないですか?

負けではありません。石が1個でも盤上に残っていて打てる手があるなら続行できますし、そこから逆転することも普通にあります。むしろ石が少ない側のほうが有利なことが多いのがリバーシです。ただし石が0枚になった時点で終了(全滅)となり、その場で負けが確定します。

1人で練習できますか?

ボドゲ広場のリバーシはCPU対戦に対応しています。CPUの強さは「よわい」「ふつう」「つよい」の3段階で、「つよい」は角を狙い危険なマスを避けてくるので、この記事の内容を試す相手としてちょうどいいはずです。置ける場所はヒント表示されるので、初めての人でも迷いません。オンライン対戦にも対応しています。

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AUTHOR

ねこまる

ボードゲーム歴10年以上の個人開発者。ブラウザで誰でも気軽に遊べるゲームを作りたくてボドゲ広場を開設。BOMB・謀略・大富豪など複数のゲームを自作・運営しています。この記事のルール解説は、実際に自分でゲームを実装しながら各ルールの挙動を検証した内容にもとづいています。

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